箱根登山ベルジュ 解体に向け工事スタート 「書入れ時」年末年始は休止
箱根登山ベルジュの解体に向けた工事が11月18日から始まった。ベルジュを運営していた箱根登山鉄道(株)によると、工事期間は当初の計画通り2014年10月下旬まで。年末年始は周辺商店街や地域住民の要望を聞き入れ、休止する。
工事は市や地域住民との調整で仮設通路の施工が優先されている。小田原駅東口からおしゃれ横丁に抜ける道が通行止めになることから、迂回路をベルジュ正面左側に設置。仮設通路にあたる同社の所有部分以外の土地の施工は小田原市が工事を発注する。駅前ロータリー側に設置される通路と同社の施工部分の完成は来年1月半ばを予定。市道水路整備課によると、市の担当部分については現在施工業者を選定しており、12月中旬に決定、通路の完成は来年2月中旬頃を予定している。ベルジュ本体の解体は仮設通路が通行可能になってから行われるため、年明けから本格的に始まるとみられている。仮設通路は高低差が1m50cmあり、階段やスロープを設置する案もあったが、幅員がとれないため危険とされ、平坦な道が作られる予定だ。
なお、解体後の新築工事はおよそ1年。新たな建造物の業態については「検討中」としている。小田原市は仮設通路について「新築工事中も確保していきたい」と話している。
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