陸上競技 「リレーの相洋」健在 城北工からは投てき種目で全国
陸上競技・南関東大会が6月20〜23日に行われ、市内2校が全国高校総体の出場を決めた。
相洋高校陸上競技部(銭谷満顧問)は、安定した力を発揮した。
女子は、杉山菫(すみれ)さん(2年)が200mで2位、大石沙南さん(2年)が同5位と100mで3位に入賞し、全国へと駒を進めた。リレーでは、4×100mと4×400mの2種目を制覇。アンカーを務め、個人でも100mH(ハードル)と400mHで優勝した堀池香穂主将(3年)は「手を組んで祈る仲間もいて、バトンの重みを改めて感じた」と振り返り、「怪我なく次へ進めて良かった」と安堵の表情をみせた。
一方男子は、全国連覇を狙う古谷拓夢君(3年)がハードル2種目で手堅く二冠を達成。今野恭佑君(3年)が100mで3位、200mで2位に入り、切符を手にした。リレーでは4×400mこそ3位に終わったものの、4×100mでは、40秒38の大会記録で優勝。男子主将の古谷君は「(リレー3位で)一つ悔しい思いを味わえたので、満足することなく上を目指したい」と気を引き締めた。
現在は真夏の暑さの中走りきるための体幹トレーニングなどに励み、本戦に備える。「1、2年生も慣れてきて良い雰囲気」(堀池主将)とチーム状態も上々だ。銭谷顧問は大会に向け「平常心で臨みたい」と意気込みを語った。
頂点へ届け3年間の軌跡
小田原城北工業高校の山崎マーク龍也君(3年)が6月23日、南関東大会の円盤投げで5位に入賞、インターハイへの切符を手にした。
大会前日、雨の中2時間みっちりと投げ込んだという山崎君。「調子が良く、力まずに投げられた」と振り返る1投目で43m53をマークし、全国行きを決めた。同校陸上部の鈴木充顧問は「レベルの高い神奈川を勝ち上がってきた。1投目でいい数字を出せるのは大事」と話す。
檜舞台に向け山崎君は「腕の振りでは負けない。あとはターンの修正をしていかなくては」と分析。「目標は自己ベストを更新し46mで入賞を目指す。最後だからこそ次に繋がる内容にしたい」と練習に励む。
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