1月14日から交通方向の切り替えが行われた国道135号線と県道・市道の交わる根府川合流部。渋滞の緩和と安全性の向上を目的に行われた工事が、これまで以上に、上下線とも激しい渋滞を引き起こしている。春の行楽シーズンを前に国道沿いの飲食店などでは、悲鳴に近い声が上がっている。
根府川合流部の工事は、2002年度に事業が開始、07年度に工事が着工された。国道135号線の下り車線に右折レーンを設置、国道と県道740号線への合流部分に信号機を新設するなど、交通の流れを変えることで、渋滞の緩和と事故防止を目指したもの。工事は14年度内に完了する予定で、総事業費は約13億円。
しかし、切り替え直後から、県西土木事務所小田原土木センターには、道路利用者を中心に渋滞に関する苦情が寄せられている。センターでは、2月25日までに8回の交通量調査を行い、県警に情報を提供。県警は、国道135号線の青信号の時間を84秒から99秒に変更し、国道を流す対策を講じたが、今度は接続する県道740号も渋滞してしまい、困難なバランス調整に直面している。
行楽シーズン前風評被害も懸念
渋滞は、地域経済にも影響を及ぼし始めている。
国道沿い・市内根府川の飲食店店主は「お客さんが予約時間に2時間遅れで到着したことも。今がこんな状況で桜のシーズンやGW、夏休みは一体どうなるのか」と頭を抱える。同じ国道沿いで江之浦の飲食店主は自ら対案を示しながら「彼岸前には解決してほしい。県西だけの問題ではない。急がないと、(観光客が)沼津にまわってしまう」と心配を隠さない。現在、梅まつりを開催中の湯河原町観光課でも『東名高速で三島や沼津を回った方が早い』という風評被害を懸念していた。
現状を踏まえ、地元選出で自民党の守屋輝彦県議は、党に働きかけ、週明けの3月2日(月)の県議会常任委員会で、交通ルールの変更など具体案を示しながら、県に対応策を迫るという。
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