市内の小・中学校で提供されている学校給食のうち、生めんを使った麺給食が4月から一時実施不能となることが決まった。麺を納品していた業者の辞退を受けたことによるもので、代替業者の生産体制が整う9月以降に再開する予定。
対象となるのは、橘中・前羽小・下中小を除く市内10中学校と23小学校。中止期間中はパンやアルファ米などの代替食で対応する。また麺メニューを維持するために、作り置きが可能な揚げ麺や冷凍麺の使用も予定しているという。
麺給食で使用される生めんは、市内では神奈川県学校給食会から割り当てられた4社が納品していたが、このうち2社が昨年12月「事業主の高齢化」などを理由に納品の辞退を申し入れた。めんは、同会が定める規格に基づき前日までに製造、冷蔵保管と蒸気殺菌を経て納品される。市保健給食課では「安心安全を常に保たなければならない。(2社からは)品質管理や衛生面を守りつつ大量生産を続けていくのは難しいと聞いていた」と背景を語る。
現在、麺給食は原則週1回提供され、学校ごとに曜日が決められている。同課では「麺給食は子どもたちにも人気があり、途絶えてしまい申し訳ない。一時的だがご理解いただきたい」と話している。
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