小田原を含む県西の観光周遊を増やそうと、県は5月15日にレンタサイクル導入の準備会を立ち上げた。
国の補助金約3千万円を活用し、貸出拠点「サイクルポート」を県西に4カ所設置するというもので運営は民間に任せ、各拠点での乗り捨ても可能にする。今後は2市8町の行政や観光団体などによる「推進委員会」を立ち上げ、年度内の導入開始を目指す。
市内にはすでにレンタサイクル「ぐるりん小田原」があり、城や漁港周辺の散策用として年間2千台以上が貸し出されている。箱根や湯河原にもレンタル拠点があるが、相互乗り捨てや自転車運搬といった連携はなかった。今後はこれら既存拠点も含む広域のネットワークを模索する。
競技用自転車も取り込む構想
国道135号線や1号線は自転車の人気コースになっており、休日になると往来が増える。MAZDAターンパイク箱根で24日に開かれるレースはエントリー数が900人を超えた。こうした層も観光客として取り込むため、今回の事業には競技用自転車も駐輪できるラックの新設も盛り込まれている。
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