かながわ駅伝で小田原チームの若手エースとして期待される 三宅 翔太さん 市内栢山在住 26歳
故郷のために快走誓う
○…あす14日号砲の市町村対抗かながわ駅伝競走大会。自身4度目の出場となる今回、小田原チームのエースとして前半の重要区間である3区(伊勢原〜厚木)を任された。「次のランナー(女子区間)に勢いをつけて襷をつなぎ、チームを乗せられるような走りをしたい」と力を込める。
○…「長距離を走ることが好きではなかった」と語る少年時代だが、中学の体育で行った往復持久走で、走る楽しさを知った。「体力には自信があったので褒められることがうれしかった」。進学した相洋高で野球部に入ったが「周りの選手に実力でかなわない」と、2年の夏にマネージャーに転身した。選手を支える裏方に徹しながらも、時折走り込みの練習に参加する日々。するとレギュラーメンバーをも上回る好タイムを連発し、持ち前の責任感の強さもあり、ついには異例の措置でキャプテンを兼任するまでに。「とにかく走りたい」という思いを胸に進学した文教大学では迷うことなく陸上部に入部。3年からキャプテンとしてチームを引っ張ると、箱根駅伝予選会への標準記録を突破し、本選こそ逃したものの6年ぶりに予選会への出場を果たした。
○…秦野市役所に勤務。日ごろは市民クラブ「小田原ナイトランナーズ」で練習に励む。力量を試そうと度々大会にも出場しており、昨年には5000mと1万mで自己ベストを更新。湘南国際マラソンでは準優勝(2時間27分33秒)を果たすなどいよいよその実力が開花しはじめた。「やっとここまで来られた。この先もタイムを刻みたい」と更なる飛躍を目指す。
○…大学3年時に初出場したかながわ駅伝。昨年は7区を任され、自己最高の区間6位に。今年はチーム目標でもある「3位以内」と共に区間順位にもこだわる。「自分が少しでも上をいけば流れに乗せられる。一本の襷をつなぐメンバーとして小田原に貢献したい」と闘志を燃やす。
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