小田原産木材を使用したオフィス空間が横浜市港北区に誕生した。小田原の木材活用の一手として、今後の広がりに期待がかかる。
小田原産材が使われたのは、生活協同組合パルシステム神奈川ゆめコープ新横浜本部。3月8日には木質化記念式典が行われ、檜(ひのき)や杉を使ったエントランスや会議室などが披露された。
式典には、ゆめコープの吉中由紀理事長をはじめ約70人が参加。小田原からは、小田原地区木材業協同組合の秋山照雄理事長や小田原林青会の小高誠仁会長など15人が列席した。
2013年9月、いこいの森での間伐体験とバームクーヘン作りから始まった同組合と小田原との縁。今回の木質化は2年ほど前から動き出した。
秋山理事長は式典で、「有効利用されていなかった小田原の木材に活路を見出そうと構想し続けていた。今日は大きな一歩」とあいさつ。内覧会では、檜のテーブルが置かれた応接スペースに座った組合員たちから「ほのかに木の香が漂い、いい発想が浮かびそう」などの声が挙がっていた。コンクリートと木が融合した空間は、一般住宅などにも取り入れられそうなしつらえ。
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