小田原市長選挙が8日告示され、現職の加藤憲一氏以外に立候補者が現れなかったため、無投票で3選が確定した。小田原市長選が無投票だったのは1957年以来、59年ぶり2度目。
午後5時4分。選挙管理委員会から他に立候補者がいなかったため、無投票での3選が確定したとの一報が事務所に入った。30分後、遊説活動を切り上げ、事務所に戻ってきた加藤氏を支援者や南足柄市の加藤修平市長ら近隣の首長、議員らが拍手とねぎらいの言葉で出迎えた。
加藤氏は「身の引き締まる思い。3期目が一番難しい。険しい道のりになるが、これまで以上に皆様の力を借りてしっかり歩みを進めていく」と3選の喜びと抱負を語った。
無投票当選については「4年に1度の選挙は、投票率や得票数でそれまでの取り組みが総括、評価される重要なプロセス。ただ無投票を良い方に解釈し、2期8年が信任されたものとして受け止めたい」と話した。
また3期目の市政運営については「市民の声を聴き、地域の可能性を活かして解決する手法が信託されたと思っているので、ゆるぎない」とし、直近の課題である芸術文化創造センターの建設や中心市の機能強化に向けた周辺市町との連携、老朽化した公共施設の維持・更新等について、これまで通り進めていくとした。
なお加藤氏の3選は、鈴木十郎氏(5期)、中井一郎氏、小澤良明氏(ともに4期)に次いで4人目。
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