小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開:2016年11月12日
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箱根・仙石原の森にこのほど、小田原産の竹を使った鹿角除けが登場した。
箱根では鹿が増えつつあり、木で角を研ぐ習性のある雄鹿が植林された若木をへし折ったり、幹の皮をえぐるなどの被害を与えている。この地は観光地で銃や罠での捕獲に課題もあり、樹木を金網や樹脂製の板などで囲っている状況だ。
こうした状況のなか、NPO法人小田原山盛の会(兵頭昌雄会長)が注目したのが竹だった。人工林に広がりやすい厄介者で同会が早川などで伐採を続けているが、乾燥させれば長持ちし、既製品より見た目も上品。「市内には竹林がジャングル化している所もある。伐った竹を腐らせるより森のために活用できれば」と同会は話している。
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