神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

農地もエネも再生可能で 地域活性、放棄地対策にも

経済

公開:2016年12月10日

  • X
  • LINE
  • hatena
農地もエネも再生可能で

 小田原市は、再生可能エネルギーや省エネルギーについて、市民に考えてもらう場を提供している。その名も「エネカフェ(エネルギーカフェ)」。11月末のエネカフェでは、耕作農地の上部空間を活用し、太陽光発電を行う「営農型太陽光発電設備」を見学。農業と再生可能エネルギーの組み合わせによる可能性、将来性について語り合った。

売電+農業収入=後継者のやる気

 参加者は、農業従事者の他、県や農協の職員、近隣町議など約30人。この日は、市内曽我岸で合同会社かなごてファームが運営する営農型太陽光発電(ソーラーシェアリング)を見学した。

 同社の代表社員の一人で梅農家の川久保和美さんの畑(曽我岸604・約320平方メートル)には、18本の支柱が立ち、約2・5m上部に、56枚の太陽光パネルが設置されている。農地法上の許可を得た一部転用で、農業を営みながら、売電することで、農家の収益向上や耕作放棄地対策の例として紹介された。太陽光パネルの下ではサツマイモを栽培、年間約400kgの収穫が目標。太陽光によるエネルギーは1kW/hあたり24円で売電する。

 同社の事業は、神奈川県の地域主導型再生可能エネルギー事業に採択され、経費の一部が補助された。しかし、同じ代表社員の一人、小山田大和さんは、補助金がなくても「売電価格で十分収支が合うはず」と語る。 同社が目指すのは、市内に182ヘクタールもあるといわれる「地域衰退の象徴」(小山田さん)の耕作放棄地解消だ。「地目も課税も農地のままのこの方法ならば、農業の後継者にやる気を起こさせることにつながり、耕作放棄地の解消、地域の活性化につながるはず」とソーラーシェアリングの普及に力を入れたい考えだ。

 見学後の座談会では、農地法や補助金の種類など具体的な意見交換が行われた。エネカフェは今年度中にもう1回予定されている。

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のローカルニュース最新6

小田原に教育の選択肢を

小田原に教育の選択肢を

第一期生迎え、入学式

4月16日

創業者同士で交流深めて

さがみ信用金庫

創業者同士で交流深めて

4月15日

水彩画愛好会が作品展

水彩画愛好会が作品展

5月7日から 飛鳥画廊で

4月12日

かまぼこ通りで新酒巡り

優勝視野に新シーズンへ

ベルマーレフットサル

優勝視野に新シーズンへ

選手ら 小田原市を表敬

4月12日

自動運転で移動手段確保へ

小田原市

自動運転で移動手段確保へ

県、本田技研と協定

4月12日

求人特集sponsored by 求人ボックス

小規模保育園の保育士/資格必須/2025年4月15日更新

豊川すずらん保育園

神奈川県 小田原市

月給19万6,000円

正社員

フロント事務スタッフ/自然の中のゴルフ場で働く!フロント事務スタッフ

小田原湯本カントリークラブ

神奈川県 箱根町

月給20万5,000円~

正社員

私立認可保育園の保育士/資格必須/2025年4月15日更新

久野保育園

神奈川県 小田原市

月給20万1,180円

正社員

認定こども園の保育士/資格必須/2025年4月15日更新

花園幼稚園

神奈川県 小田原市

月給22万3,000円

正社員

公式/介護付きホームの介護スタッフ/介護スタッフ/日勤のみ/扶養内やWワークもOK/週2日~勤務OK!

ミモザ湯河原

神奈川県 湯河原町

時給1,280円~1,410円

アルバイト・パート

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月12日0:00更新

    0

  • 4月5日0:00更新

    0

  • 3月29日0:00更新

    0

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2025年4月16日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook