小田原市は1月24日、整備事業者に万葉倶楽部(株)が決まった小田原駅東口のお城通り地区再開発・広域交流施設ゾーンに関する選定審査結果の詳細を、公表した。
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ラスカと市民交流センターUMECOの間に建設する広域交流施設ゾーンの整備には、4事業者が企画を提案。明治大学理工学部特任教授の田村誠邦氏を委員長に、不動産鑑定士や副市長など6人で構成する選定委員会が、万葉倶楽部を優先交渉権者に選出した。
『宿場町のこころを、いまに再現する』をコンセプトにした同社の提案は、宿場町のにぎわいを演出する広場を設け、歩きたくなるような演出や和風の設えによって観光客や地元住民の来訪を目指すもの。選考では、【1】市が求める公共・公益施設でライブラリー機能と子育て支援機能を一体的に配置し、機能連携と相乗効果を強く意識している【2】コンベンション機能は事業者自らが運用することで、市の要望を実現しつつも公費負担削減に努めている【3】交通機能は観光バス乗降場に付随する待機スペースを設けて乗降や待合の利便性、安全性に配慮している点などが高く評価された。
ホテルも入る新施設の整備事業費は約90億円。100mほどの距離に「万葉の湯小田原館」も運営する同社・高橋眞己専務(55)は、「宿泊した方が入浴で小田原館を利用するなど相乗効果も見込める」と話した。完成は2019年中旬を予定。
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