内閣府から11月に発表された秋の褒章で、小田原市内から2人が選ばれた。
海野敦郎さん(62・国府津)は、土地家屋調査士としての功績で黄綬褒章を受章した。28歳で開業。誠実な仕事ぶりで実績を重ねるかたわら、土地家屋調査士会の県会長や日本連合会副会長などを歴任。不動産の土地測量や分筆、表題登記などを手掛ける専門家の地位向上に尽力してきた。県の役員当時、NTTに掛け合って電話帳の職業別項目に土地家屋調査士を新たに設けさせたこともある。「我々には定年が無い。法律も測量技術も日々進んでいく中で、常に学び、資格者としての役割を果たしたい」と述べた。
植田昌弘さん(77・扇町)は藍綬褒章を受章。30年間にわたる小田原警察署管内防犯指導員としての功績が認められた。きっかけは町内の人からの依頼。「1年に2回くらいと言われたんだけどね」と苦笑い。市の行事での防犯活動のPR、地域のパトロールなど実際はのべ30回ほどあった。定年まで伊豆箱根鉄道のバス運転士として勤めたが、仕事が多忙な土日に活動が多く、スケジュール調整が大変だったという。3年前から防犯指導員協議会会長を務める。「これからも、安心安全なまちづくりのために頑張りたい」と話した。
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