店舗や工房の一角を利用し、小田原で古くから栄える産業を今に伝える「街かど博物館」にこのほど、ちん里う本店の小田原駅前梅干博物館が認定された。
1月13日に行われたお披露目会では、街かど博物館館長連絡協議会長の露木清勝さんが看板を、同認定委員会委員長の早瀬幸弘さん=写真右=がのぼりを、佐々木ひろみ館長=同左=に贈呈。佐々木さんは「観光客や地元の方にも見てほしい」と笑顔で話した。
梅干博物館にはかつて600kgの梅干しを漬けていた直径2・5mの樽や、1834(天保5)年製の梅干しに加え、1900年代初頭のレジスターや「小田原驛」と刻まれたアイスクリーム販売の冷蔵機など、歴史を物語る品々が並ぶ。
街かど博物館の認定は1998(平成10)年に、かまぼこ伝統館(丸う田代)、菓子どころ小田原工芸菓子館(栄町松阪屋)、梅万資料館(欄干橋ちん里う)の3館で始まり、今回で20館目となった。
認定を担う市産業政策課ではガイドマップを作成し、認定博物館や駅東口観光案内所などで配布しているほか、市ホームページからもダウンロードが可能だ。また、博物館での特典が受けられる街かど博物館ファンクラブの会員も募集している。詳細は事務局【電話】0465・33・1511。
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