大相撲小田原場所が8月25日(金)、小田原アリーナで開催されることが決まった。小田原での大相撲は1997(平成9)年以来、10年ぶり。
8月25日(金)に開催販売は5月1日予定
新横綱・稀勢の里が誕生した1月25日。相撲界にとっても大きな節目の日に、小田原場所の開催は正式に決定した。主催は公益財団法人日本相撲協会で、夏巡業の一環として行われる。地方巡業を担当する先発親方は元関脇・寺尾の錣山(しころやま)親方。共催として大相撲小田原場所実行委員会が、運営は一般社団法人小田原城下町が行う。また、1月場所で角界デビューした「桜富士」の矢野雄一郎君が通う旭丘高校や、金太郎相撲連盟などが協力する。
小田原場所の開催は、運営団体の小田原城下町代表・杉崎尚人さんが1年以上前から温めていたもの。杉崎さんは昨年、小田原青年会議所の理事長や商工会議所が立ち上げたタスクフォースの委員長を務め、観光や日本文化の発信による街づくりを提言。昨年11月には「平成の城下町・宿場町構想」を発表している。今回の小田原場所開催で相撲文化が「我がまちの魅力の一つになれば」と話し、定期的な開催や相撲文化発信の拠点づくりにつなげたい考えだ。
当日は午前8時から午後3時半。初切や相撲甚句の他、幕下、十両、幕内の取り組み、横綱の土俵入り等。チケットはタマリ席から2階スタンド席まで約7000席。前売り券は5月1日から販売の予定。
なお、小田原城下町では現在、実行委員会への参加を法人・個人双方に呼びかける予定。問合せは【携帯電話】090・4964・7872杉崎さんまで連絡を。
20年前は若・貴に曙
小田原アリーナで大相撲が初めて行われたのは1997年10月6日。5000人以上のファンが訪れ、横綱土俵入りなどを堪能した。横綱は貴乃花と曙。若乃花に武蔵丸、貴ノ浪が大関の地位にいた。直前の9月場所では貴乃花が武蔵丸を破り18度目の優勝を飾った。現役力士では、安美錦などもいた。
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