第一生命 新大井事業所が完成 事務処理部門など 従業員は約1000人
第一生命保険(株)(渡邉光一郎社長)の新大井事業所がこのほど完成し、10月11日に竣工式が挙行された。同事業所は本社事業所の再編移転に伴い、同町山田にある現在の大井事業所から事務アンダーライティング業務などの機能が移転し、約1000人の従業員が勤務する予定。
竣工式には間宮恒行大井町長ら来賓と工事関係者など約50人が出席。建物の完成を祝った。間宮町長は「約40年間にわたって町の発展とともに歩んできた。新しい事業所の完成をきっかけに、今まで以上に協力してともに歩んでいければ」と挨拶。渡邉社長は「緑豊かな大井町にふさわしいよう、周辺環境との調和に配慮した。大井町の皆様とは共存共栄の精神のもと、より一層良好な関係を続けさせていただきたい」と話した。
生命保険業の根幹である事務アンダーライティング業務などが入る同事業所は鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄骨造地下1階・地上4階・塔屋1階。敷地面積約2万平方メートル、延床面積約4万平方メートル。事務室や会議室のほか、食堂やラウンジ、防災センターなどの施設が備えられている。ホワイトコンクリートの外装、軒の深いバルコニーなど景観に配慮したデザインとなっているほか、エコオフィスへの取り組みとして雨水の利用や煙突効果を利用した自然換気の促進、自然光を感知して電力消費を削減できるLED照明を共用部に採用するなど、環境へのさまざまな配慮がされている。また、地震への対策にも力を入れており、建築基準法で求められている構造安全性よりも2段階高い耐震性能を備えている。
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