国道246号山北バイパス・向原 16年を経て 20日開通へ きょう15日に記念イベント
首都圏と東海地方を結ぶ重要幹線道路である国道246号。1996年から工事が進められていた山北町向原地区のバイパス工事(延長1キロ、2車線)がこのほど完成し、12月20日から供用開始される見込みとなった。地元の山北町では開通に先立ち15日に渡り初めなどの記念イベントを行う。
向原地区の工事は1986年に事業化され、1996年に工事が着手されたものの用地買収などで時間を要し、本格的な工事が始まったのは2006年度から。現道は歩道がなく大型車がすれ違うことが多いため歩行者に危険で、向原交差点付近は慢性的な渋滞個所になっていた。新道路の幅員は1車線3・25m、路肩0・75m、歩道2・5m。バイパスが整備されたことで現道を通行する大型車の数は減り、生活道路としての機能回復が期待される。総事業費は約51億円。計画では片側2車線の4車線であったが、2車線の完成により暫定的に車線を開通させ、今後は交通状況をみて検討していく予定。
道路の拡幅や線形不良を改善させる国道246号の「山北バイパス改築工事(総延長5・6キロ)」は諸渕地区(80年開通)、谷峨地区(88年開通)、瀬戸地区(03年開通)、向原地区の4地区で進められ、向原地区は最後の区間だった。
開通前イベントに山北高校も参加
山北町では15日午前10時から、向原地区の国道246号山北バイパス内(JR東山北駅前)で国交省横浜国道事務所長、県西土木事務所長、県議らを来賓に招き、開通を記念したイベントを開催する。テープカットやバイパスの渡り初めの他、山北高校の生徒による軽音楽、ダンス、吹奏楽演奏なども披露される。
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