ざるを伏せたように丸みを帯びた形で花をつける「ざる菊」が、見ごろを迎えている。南足柄市では大雄町と内山、矢倉沢の3地区の住民が中心になり、ざる菊まつりを開催。市がPRなどに協力している。
大雄町
地域の里山保全に取り組む大雄町花咲く里山協議会(山崎政行会長)は、四季折々の風景を楽しんでもらおうと、里山の景観を活用して季節ごとにイベントを企画。秋の風物詩「ざる菊まつり」は11月26日(日)まで開催している。今年で13回目の開催。
赤や黄、ピンク色など8種類のざる菊およそ1千株を見られる。山崎会長は「古き良き里山の風景と花の色や香りを楽しんで欲しい」と話す。
きょう4日(土)と5日(日)は楽器の演奏やフラダンスなどのショーもある。地域で収穫した野菜や加工品、鉢植えざる菊の販売もある。
会場は大雄山駅から「道了尊」行きバス「仁王門」バス停から徒歩10分。
内 山
ウォーキングコース「内山棚田清流さんぽみち」がある内山地区では、内山里地里山の会(高橋昭夫会長)が「赤ソバ・ザルギクまつり」をあす5日(日)まで開催している。
稲刈りが終わった田園風景を散策しながらざる菊を楽しむことができる。真紅の花を咲かせる赤ソバの花も観賞できる。きょう4日(土)とあす5日(日)は、地域で収穫した新米など農産物の販売もある。
矢倉沢
箱根ジオパークのジオサイト矢倉岳を望む矢倉沢地区では12日(日)まで矢倉沢自治会が「里山さんぽ」(石川建作実行委員長)を行う。
ざる菊3千株が地域に点在することを生かし、土日はスタンプラリーを行う。南足柄中学校吹奏楽部の演奏(4日午前10時45分)や農産物の販売などがある。
会場は大雄山駅から地蔵堂行きバス「矢倉沢」下車ですぐ。
問い合わせはいずれも南足柄市観光協会【電話】0465・74・2111へ。
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