「あじさいちゃん」のテーマソング『かいせいマーチ』を制作し普及活動をしている 武藤 一美さん 開成町金井島在住 42歳
ママ目線でアクティブに
○…「やっとお届けできる」。4カ月かけて制作した開成町公式マスコットキャラ、あじさいちゃんのテーマソングのお披露目でステージに立ったときはホッとした。町内外の催しであじさいちゃんのエスコート役を務めて2年。他のご当地キャラクターが歌や踊りで盛りあがる様子を見て、ママ友4人と「あじさいちゃんクラブ」を結成。今年度の町民活動応援事業に応募した。「歌で町やあじさいちゃんをもっと好きになってもらえれば」と話す。
○…小田原市本町で生まれた。お祭り好きで子どもの頃から北條五代祭りなどで神輿を担ぐ。木遣り衆の一人として唄うなど人前でも物怖じしなかった。小田原市内の企業に就職、20歳のときに会社の夏祭りのキャラクターショーで目を輝かせる子どもの姿を見て「子どもを笑顔にできるなんてすごい。キャラクターをフォローする”お姉さん”になりたい」と憧れた。結婚を機に7年前に開成町に移り住むと、あじさいちゃんをPRするボランティア活動の誘いを受けた。「ハタチの頃の夢がいま叶うなんて」と笑う。
○…歌づくりで心がけたのは「子どもも大人も覚えやすく、愛着を持ってもらえること」。町民からフレーズを募集し、音楽活動をする友人にも参加してもらい皆で作詞、作曲をした。完成したのは発表予定日の1カ月前だった。園児や小学生が踊りやすいようにママ目線で振付も考えた。「今後はくらぶのメンバーで各所に出張して広めたい」
○…2年前に体の深層部を鍛える運動「ピラティス」の指導資格を取り、教室や出張レッスンを行う。「乳幼児を持つママも健康づくりができる場があればと思って講師になっちゃった」。2歳年上の夫と両親、小学生2人の6人家族。「家族が応援してくれたからできた」と感謝する。夫はビデオを構えて晴れの日を記録してくれた。ひと区切りしたいまは「家族でキャンプをしたい」と明るく話した。
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