湯河原町長選 中島寛町議が出馬表明
4月19日に告示される湯河原町長選挙に、湯河原町議の中島寛氏(61歳)が出馬を予定している事が分かった。
中島氏は東京都拝島村(現・昭島市)に生まれ、一橋大学社会学部を卒業後、住友海上火災、東京都庁に勤務。退職後の平成19年に湯河原町議会議員に出馬し初当選した。出馬の理由については「現町長には任せておけない。阿久根市や名古屋市くらいのことならば自分でも出来る」とコメント。
また「観光立町といいながら、効果のある施策が打てない。高額滞納者に対して甘く、中学校移転は教育環境面でも財政面でも問題がある」と指摘。町議としての公約として、仕分け作業による年5億円の捻出、湯河原中学校の新築、長寿祝金の復活、退職警察官などの定住促進、議員定数半減、議員報酬日当制、町長など特別職の退職金廃止などを挙げる。後援会や事務所などは一切設けないという。
次の町長選には現職の冨田幸宏氏(53歳)が昨年9月の議会答弁を通じて続投の意思を表明している。今回中島氏が意思を明らかにしたことで選挙は投開票の様相が強まった。