細野環境大臣が小田原で講演 箱根・湯河原に言及「地熱発電チャレンジを」
神山洋介衆議院議員の支援団体が共催して13日、小田原駅前のコンベンションホールで細野豪志環境大臣(原子力発電所事故収束・再発防止担当大臣、内閣府特命担当大臣)の講演会を開いた。会場には約300人の神山氏の支持者が集まった。細野大臣は、原発事故によるエネルギー問題などについて講演。「原子力に対する皆様の厳しい声は受け止めなければならない」と原発を減らしていくとの方向性を示した。一方、「原発を全てやめてしまって日本の社会が動いていくか考えていく必要がある」として、メリットとデメリットを考えて決めなければならないと語った。
また再生可能エネルギーの可能性について触れ「地熱は太陽光や風力のように上下せず、24時間発電できる。ベース電力に最適だ」と述べ、箱根や湯河原について「高温の湯を活用した温泉熱発電やバイナリ発電ができる。定額で買取るようにしたい、温泉場があるからダメ、ではなくチャレンジして頂きたい」「国立公園として守られているが再生可能エネルギーが伸びず環境が悪化するのはどうだろうか?環境省も考え方を変えて理想的な形を目指している」と語った。