勤務時間中は全面禁煙 秦野市が市職員に通知
秦野市は4月1日から、市職員の健康増進を目的に、勤務時間中における職員の全面禁煙を始めた。
市は平成17年に庁舎内を禁煙としたほか、喫煙所の屋外移設や公用車の禁煙化などに取り組んできた。
職員の健康管理を担当する人事課健康厚生班によると、午前と午後に1回だけ吸っても良い(厚木市)、特定の時間のみ喫煙が可能(座間市)など一定の取り組みをする市はあるものの、秦野市のように勤務時間中の全面禁煙に踏み切ったケースは珍しいという。
市職員の禁煙は庁舎の内外を問わず、屋外の現場や出張先などでも適用される。あくまでも職員の健康管理が目的のため罰則を設ける予定はなく、勤務時間外や昼休みは屋上の喫煙所で吸うことが可能だが、勤務中の休憩時の喫煙は認められない。喫煙者の職員は「決まった以上は規則に従う」と話した。
今後は敷地内全てを禁煙とする方法もあるが、来庁者の協力が必要のため実現は難しいという。県は昨年4月、不特定多数の人が出入り可能な公共的な空間での受動喫煙を防止する条例を可決するなど、禁煙への取り組みは年々高まっている。同班は「まずはこの取り組みで職員の健康状態が改善されれば」と話した。
平成22年12月時のデータでは、秦野市職員の喫煙者は242人。これは全職員の22%にあたる。
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