女子サッカー 人気じわり 裾野の更なる広がりを期待
「なでしこジャパン」のW杯優勝で脚光を浴びる女子サッカー。全国的にもチームの少なさや練習場所の確保など課題を抱えているが、秦野市内で活動する女子サッカークラブの現状を取材した。
市の女子サッカーは小学生の「FCラディッシュ南が丘」と「鶴巻ベリーズ」、15歳以下の女子チームの秦野FCの「レイア」が活動している。秦野FCでコーチを務める影浦奈津子さんはW杯後、選手たちの意識が格段に上がったと感じている。「代表に憧れ、上のレベルを目指すようになった。長く競技を続けようと考える子も増えた」と話す。
一方、秦野曽屋高校は県内でも少ない女子サッカー部が活動。顧問の大井雅子教諭は「未経験者の入部が多いが、一生懸命練習取り組んでいる」と説明。なでしこジャパンは県内の出身者も多く、曽屋高校がよく対戦する高校の選手も多い。顧問の池内裕美教諭も「頑張って練習すれば自分たちも近づけると感じており、練習も熱が入っている。来年は新入部員が増えるのでは」と予想する。
女子サッカーは中学期に所属するチームが少ないため競技の継続が難しい問題を抱えているが、各年代にチームが揃う秦野市は環境に恵まれている。影浦さんは「これを機に、少しでも女子サッカーの裾野が広がれば」と期待を寄せた。
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