インフルエンザが市内で流行の兆しを見せている。1月中旬から市内小学校や幼稚園で欠席者が増えはじめ、シーズン初の学級閉鎖や学校閉鎖が実施された。
本町小学校(糟谷松夫校長)では、1月3週目入りに1年生1クラスでインフルエンザによる欠席者が11人となり、1月17日から20日まで学級閉鎖を実施した。ほぼ同時期に、すえひろ幼稚園(飯尾ひとみ校長)でもインフルエンザによる園児の欠席が相次ぎ、年長(2クラス)を学年閉鎖とする措置をとった。
インフルエンザによる学級閉鎖、学年閉鎖は、市内幼稚園および小中学校で今シーズン初めて。
その後も欠席者は増加の一途をたどり1月23日、同小学校の全生徒596人のうち115人が欠席(学級閉鎖中の2クラスを除く)、同幼稚園でも124人中58人が欠席。それぞれ3日〜4日間の学校閉鎖(本町小1月24日〜27日、すえひろ幼稚園1月23日〜25日)という事態に至っている。
学校閉鎖について、担当の市学校教育課では「記録は残っていないが、ここ数年間では記憶にない」と話している。
市内の学級閉鎖や学年閉鎖は、生徒の概ね3割が休んだ場合を基準として、学校長と学校医が判断して決定している。
医療機関の患者数も増加傾向
秦野市と伊勢原市を管轄する秦野保健福祉事務所では、管内10医療機関(内科・小児科)でインフルエンザ患者数の定点観測を行い、1週間の患者数をもとに発生動向の数値を算出している。
2011年12月から12年1月1週目までの値は0・00〜0・40で推移していたが、第2週(1月9日〜1月15日)で「2・30」に上昇。注意報の発令レベル「10」には達していないものの流行開始の目安となる「1・00」を上回った。
昨年の同週ではすでに注意報が発令されており、同事務所では「例年と比較すると、今シーズンは流行の出足が遅い」と話している。
|
<PR>
秦野版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|