秦野駅長に就任した 川口 浩さん 座間市在住 54歳
「全力サービス」の駅へ
○…「駅で働くスタッフにとって憧れの役職。喜びと共に、責任もしっかり感じている」と襟を正す。7月2日から、鶴巻温泉駅から新松田駅まで約40人のスタッフをまとめる。行政や警察など、外部との交渉を行う駅の顔役だが「みんなが働きやすい環境を作るためのフォロー役」とあくまで謙虚だ。
○…前任は新宿駅の副駅長だった。1日の乗降客数が約50万人という小田急線の表玄関では、それぞれのスタッフが厳密に役割分担を行っていた。秦野駅では各スタッフがあらゆることをできるように、柔軟なサービスを目指すという。「落し物一つでも、スタッフ誰もが対応できるようにしたい。正常な運行のため厳しい規則がある駅員だからこそ『規則の範囲内で、可能な限り全力を尽くせ』と常に皆に言っている」。眼差しにプロのプライドが宿る。
○…趣味は30歳から始めたゴルフ。「ぜんぜん上手くならない月一ゴルフ」とおどけるが、ハワイ旅行の時には3日間で5ラウンドとみっちり打ち込んだ。「終わった後は、もうしばらくクラブを握りたくないと思ったけれど、そろそろ行きたくてうずいている」と少年のように笑う。
○…小田急電鉄への入社は1978年。相模大野駅や海老名駅などのほか、出向でビルメンテナンスや高速バスの運行管理も経験してきた。「改札で切符を一枚一枚パンチで切っていた頃は、真冬が本当に辛くてね。改札内に小さなストーブを置いて乗り切っていた」。身に染みた苦労話も、思い出の一コマとして笑顔で話せる屈託のない姿が若いスタッフを惹きつける。
○…出身は秦野市。今も高校時代の友人や知人が多いという。「どこに勤務になるか人事はこちらから選べるわけではないから、思い入れのある秦野で憧れの駅長ができると聞いたときは、嬉しかった」と目を細める。「若い連中と一緒に、知人の店で食事でも…」が目下の目標だ。
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