文化会館通り 枯れた街路樹 撤去へ 全体の8割 200本伐採
市道14号線(通称=文化会館通り)の歩道に植栽されていた街路樹が立ち枯れをおこしていたため、1月下旬に伐採された。管理する市道路管理課では、木を撤去した後、歩道を拡幅し歩行者の通行を優先したい考えを示している。
市道14号線(全長2200m)の両側の歩道には、もともと約250本の街路樹が植栽されていた。そのほとんどがマテバシイという常緑樹。3年に1度位のペースで業者による剪定作業が行われていたが、2011年2月に行われた剪定作業後に、約200本のマテバシイの枝から新しい葉が出てこない状態が続いた。 立ち枯れのような状況を市道路管理課が確認したのは2011年の秋頃。同課では、「猛暑や水不足などに加えて剪定の時期が重なり、街路樹にとって厳しい条件が複合的要因となって枯れたような状態になったと推測」としているが、明確な原因が分かっていないという。その後、何本かの枯れた枝を剪定し、新しい葉が出てこないか調査を行ったが、状況に変化は見られなかった。
順次、歩道を拡幅予定
木を撤去し新たに植栽するか、歩道の拡幅をするかの検討がされる中、「歩道が狭くて危ないから、木を撤去して歩道を広げてほしい」という市民の声も届いていた。市では、「歩道を拡幅し歩行者の通行を優先したい考え」に基づき、今回その枯れた状態だった約200本の街路樹を伐採した。
木は、低い位置で切断すると通行人の視界に入らず転倒の恐れがあるとのことから、安全性を確保するため根本を残し、地面から約1メートルの高さで切られている。
木の具体的な撤去時期は未定。市では「撤去費用の負担を少しでも軽くするため」、今後予定されている同線の車道工事や歩道の打ちかえ工事に合わせての撤去作業を検討している。
また、現在行われている「2012年度市道14号線自転車通行帯整備工事」区間にある街路樹13本は撤去され、歩道が拡幅された。工事完了は2013年3月末を予定。
![]() 葉が茂っていた頃
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