横野の柏木さんが県1位 秦野で県茶業振興大会
神奈川県内の茶業関係者が一堂に会し、栽培技術や経営改善等の情報交換などを行う「第45回神奈川県茶業振興大会」が2月7日、秦野市文化会館で開催された。この日は264人が来場。昨年11月に審査をした「県茶園共進会」と、昨年7月に審査を行った「足柄茶品評会」それぞれの表彰を実施した。
今年度の茶園共進会では、横野の柏木元樹さんが一番にあたる優等の農林水産大臣賞を受賞。菩提の高梨孝さんが、1等の神奈川県知事賞および2等の全国茶生産団体連合会会長賞に輝いた。また、3等に八沢の増田幸治さんが選ばれている。足柄茶品評会では、寺山の山岸寛治さんが2等に。3等に寺山の山岸勉さん、菩提の高梨晃さん、西大竹の高橋昌和さんの3人が選出された。
茶園共進会では土壌管理、病害虫、樹勢・葉層、葉状・分枝、整枝・均整度の5項目を審査した。農林水産大臣賞に輝いた柏木さんは、祖父、父に続いて3代で同賞の受賞となる快挙を達成。現在は父とともに横野の柏木茶園を経営。4・5ヘクタールの広大な敷地と自社工場を所有し、委託に頼らない製造を行っている。柏木さんは「いいお茶が出来た自信はあった。1等や2等は何度もあったので、優等は嬉しい。父も喜んでくれている」と喜びを振り返った。また、県知事賞を受賞した高梨さんは「秦野で開催された大会で、大勢の地元の生産者が受賞できたのは名誉なこと。市民の皆さんに、秦野で作る良質なお茶をもっとPRしていきたい。今後も美味しいお茶を作り続けていきたい」と話した。
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