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多種多様の手の痛み― 医療レポート 大切な手を守る「手外科」 取材協力/伊勢原協同病院
細かい作業から力仕事まで、年中無休のフル活動で我々の日常生活の様々な場面で活躍する『手』―。
だからこそ、切り傷などの外傷をはじめ、骨折や腱鞘炎、神経障害など多種多様の疾患に罹患する可能性があるという。そこで地域医療の中核病院である伊勢原協同病院(高畑武司病院長)の整形外科で手外科を担当する齊藤毅医長に話を伺った。
整形外科の中でも手全般の症状を担当する手外科。伊勢原と周辺地域は農業従事者も多く、腱鞘炎や手根管症候群などの症状の方が多く来院するという。齊藤医長は「腱鞘炎による指の運動障害を放置しておくと、関節そのものが硬直してしまうこともあります。注射で改善する場合、手術が必要な場合など、診察が重要になります。手の症状でお困りの場合は一度お伺いください」と話す。また手の疾患は患者さんが症状だけで判断することは難しいという。
リハビリと協力
「罹病期間が長いと手術後に元の健康な状態に戻りづらくなります」と齊藤医長。手術や治療のタイミングはもちろん、手術後のリハビリも重要になってくる。
同院では総合病院の利点を活かして、手外科をはじめとした整形外科全般でリハビリテーション科の理学療法士や作業療法士と連携し、手術後の機能回復にも力を入れている。多くの患者が訪れる同院、齊藤医長は「患者さん一人ひとりの声に耳を傾け、求められている治療をしっかりと行っていきたい」と話す。
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