秦野駅北口特命職を新設 再開発計画を担当
秦野市役所2013年度組織改正に伴い、4月1日付でまちづくり推進課に特命職として秦野駅北口周辺計画担当が新設された。同部署は小田急線秦野駅の北口地域の再開発計画を担当する。
秦野駅北口側、ペデストリアンデッキを含む駅前広場を中心とした地域の再開発を担当する特命職として新設された同職。当面は担当主幹の1人体制で進められる予定だ。
1日2万人以上が利用し、「市の玄関口」とも呼ばれる秦野駅。交通の要である駅前周辺の開発は、商業活性化や観光客誘致など様々な影響を及ぼすという。同課は「特命職新設は、秦野市全体のまちづくりの中でも同地区を重要視する市の姿勢の現れとも言えます」と説明する。
北口開発の中でも市がポイントとしてあげるのは駅に隣接する大秦ショッピングセンターと、駅前広場ロータリーに隣接する市営駐輪場の整備だという。
中でも「特命職の新設に当たり、まず計画準備に手を付ける必要がある」と同課が重要視するのが大秦ショッピングセンターだ。
1966年に開店した大秦ショッピングセンターは、駅前の商業施設として市民の生活を支えてきた。1・2階のテナント部分と3〜5階の住宅部分からなる鉄筋コンクリート造りの5階建て建造物だが、一部に雨漏りが発生するなど老朽化が指摘されている。
これまで何度か論議されてきたショッピングセンターの建て替え。同課は「住民やテナントなど多くの方が関わる建物。建て替えるのか否かを含め、簡単に結論を出すことはできない。市もどのような立場で事業に関わるかも含めて検討を進めたい」と慎重な姿勢で今後の展望を話した。
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