商議所、市、観光協会 独自ブランドで秦野PR 食品、農産物、工芸品など
団体や行政などが、一定の基準を満たした物品などを認証し、PRの強化や販売促進を目指すブランド化事業。秦野市内では、市や観光協会、商工会議所などがブランド事業を展開。この夏には、新規認証品の募集も行われている。それぞれの特徴をまとめた。
「おみやげ」想定今年で30周年
秦野市観光協会の「観光協会推奨品」は、1983年に市内物産品の品質向上と販売促進を目的に開始。観光事業推進の取り組みの一環として「おみやげ」を想定している。
登録している商品は落花生、蕎麦のほか、菓子、酒、漬物、お茶、工芸品など。現在47社79品目が認証を受けている。今年で30周年を迎え、初の「おみやげNo.1コンテスト」など記念事業も計画している。3年に1度の新規登録の受付を7月10日まで行った。審査会を経て7月27日に発表を予定している。
「秦野」の認知度UPで地域経済を活性化
はだのブランド推進協議会(秦野商工会議所内)が昨年スタートしたのが「みっけもん秦野」。秦野のイメージアップや知名度の向上を通じた、地域経済の活性化を目的としている。
認証対象は、加工品や工芸品といった「商品」に加え、人や施設などの「サービス」、地域文化や自然景観等といった「地域資源」など幅広いことも特徴だ。
第1期では、市水道局の「おいしい秦野の水」や工芸品、お茶、菓子など7品を認証。6月に第2回認証の募集を行い、20件ほどの応募が寄せられているという。発表は9月中旬の予定。
同会議所では、別に2006年から特産品研究会を設けて、ブランド発掘育成事業を展開。「丹沢はだの自然の恵み」ブランドを作り、落花生の種皮を使った焼酎リキュールや、特産の八重桜を使ったスパークリングワインや菓子など6商品を開発している。
生産工程管理で農産物の差別化
農産物のブランド化推進を目的に、市が新基準を設け、昨年秋に2団体を認証した「秦野市優良農産物等登録認証制度」。
「丹沢はだの名水そだち」のロゴマークが目印だ。登録には、GAPと呼ばれる農業生産工程管理手法で品質管理をしているほか、農産物ごとに「糖度」「サイズ」など明確な審査基準を設定している。
2つの認証団体「JAはだの果樹部会梨部」と「JAはだの果樹部会ブルーベリー研究会」では、昨年秋に認証された時点ですでにシーズンを終えていたことから、「丹沢はだの名水そだち」商品としては今年の夏が初出荷となる。
|
|
|
|
|
|
|
<PR>