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秦野版 公開:2014年5月15日 エリアトップへ

蓑毛散策路マップが完成 コースに史跡、自然など

公開:2014年5月15日

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コース上の見どころが描かれている散策路マップ
コース上の見どころが描かれている散策路マップ

 蓑毛地区の自然や史跡などを歩いて巡る、散策路マップ「てくてくウォークin蓑毛」がこのほど完成した。散策コース作りやマップ制作を手掛けた蓑毛地区活性化対策委員会(松下雅雄会長)は、「蓑毛の魅力をより広く知ってもらうきっかけになれば」と期待を寄せる。

 同委員会は、蓑毛地区の人口減少に歯止めをかけようと地元住民により2009年に設立。

 これまで地域活性化の取り組みとして、自然観察施設「緑水庵」でお月見会や紅葉時期のライトアップなどを実施してきた。

 散策コースは「1年を通して実施できるイベントを作りたい」と、2年前から準備を進めてきたものだ。

 コースは緑水庵をスタート地点に、約2kmを50分ほどで歩くコースと、健脚向けで髭僧の滝まで足を延ばす約5km、2時間10分ほどの2つを設定した。

 散策コースの最大の特徴は、蓑毛の各所にある歴史的な建造物や豊かな自然環境だ。県の重要文化財の仏像などがある「大日堂」や、かつての大山詣の参拝者の案内役兼宿泊施設の役割を果たした「御師(おし)の家」、また丹沢を背景に水をたたえる棚田や金目川のせせらぎなどを巡ることが出来る。

 同委員会の事務局を務める猪股義晴さん(65・蓑毛在住)は、「季節ごとに色々な風景が楽しめます。地区外の人はもちろん、蓑毛の住民にも自分の故郷の良さを再発見してもらいたい」と笑顔を見せる。また、地域の高齢者の散歩道として健康維持や近所の人たちとの交流が深まることにも期待しているという。

 子どもたちにも愛着を持ってもらいたいと、コースの11カ所に設置する案内板の文字を東小学校の児童に依頼しており、今月中にも完成する予定だ。

 コース上の見どころが温かみのあるタッチで描かれている散策マップ。作者は、蓑毛の歴史文化の保存活動などでかかわりが深い、1級建築士の田代茂洋さん(63・落合在住)。仕事の合間を使って現地を実際に歩き、約1カ月で完成させた。

 田代さんは「蓑毛は秦野の歴史を背負ってきた地域。地元の方にも喜んでいただければ」と話している。

 散策マップは、東公民館と緑水庵、秦野市観光協会(市役所西庁舎前)で配布。同観光協会のホームページからも、ダウンロードできるようになる予定だ。

 同委員会では6月14日(土)午前8時30分から、緑水庵で散策路のお披露目の式典を開催。その後に散策路ウォーキングを行う(ウォーキングは雨天中止)。

 7月からは、毎月第2土曜日に月例ウォーキングも計画。緑水庵を午前8時30分に出発し、同行する委員会メンバーが見どころのガイドを行うという。

散策路を歩く猪股さん
散策路を歩く猪股さん

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