県内唯一の和紅茶出荷
国内では珍しい紅茶生産。県内の茶農家では秦野市菩提のわさびや茶園(山口勇園主)が唯一製造しており、7月下旬から出荷を開始した。
一般的に紅茶用茶葉は二番茶が適しており、一番茶の収穫ののち6月下旬から収穫が始まる。同園で育てている紅茶は在来種のもので、今年は生葉約1tを収穫した。30時間かけて水分を取り除き、一部は手で揉み込み、その後発酵させる。完成した紅茶は外国産のものと比べて渋みが少なく、甘みがあるのが特徴。山口さんは「ストレートで味わうのがお勧め」と話す。
同園で生産を始めたのは15年前。山口さんは「最初の数年は紅茶とは言えないものだった」と振り返る。その後試行錯誤を繰り返し、数年かけて確立していったという。昨年には秦野ブランドにも認証され、今後は秦野の特産の八重桜やバラをブレンドした紅茶の製造を目指している。
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