かなテク西部秦野総合高校 県内初の相互支援講座 職技体験と数学補講で
県立西部総合職業技術校(かなテクカレッジ西部・秦昌樹校長)と県立秦野総合高校(小山修校長)が今秋から、両校生に向け講座を開始する。この双方向連携事業は、県内でも初の試み。職業技術校で9月29日、両校校長による覚書調印式が行われた。
職業技術校では秦野総合高校の定時制に通う生徒に対して「職業キャリア支援講座」13講座を全10回、12月中旬まで行う。
内容は溶接板金、調理、電気、庭園、機械CAD、木材加工、ビルメンテナンスなどの専門職業技術の体験講座で、1回につき約2時間30分ほど。専門技術を実際に体験することで、生徒の勤労意欲の助長や進路指導の判断材料とするなどのねらいがある。職業技術校での支援講座とオリエンテーションを含む前後の講義を合わせ、38単位時間を履修すると秦野総合高校の1単位として認められる。
一方、秦野総合高校では職業技術校に教師を出向し、職業技術校生校が専門技術を習得する上で必要とされる数学の基礎の補講を行う。補講は全10回で1回につき約1時間30分。
秦野総合高校からは定時制全体の約5分の1にあたる21人の生徒が参加を希望しており、調印式後には生徒が職業技術校で、開校式や学校見学などを行った。また職業技術校生42人が数学の補講を希望している。
総合学科を主とする秦野総合高校では、これまで商工業系の科目を学ぶ上で専門技術体験などを行う機会が少なく、生徒の特性、進路を見極める過程で充分とは言えない環境にあった。また、職業技術校側も、専門技術の習得には数学の基礎知識を必要とするものもあり、両校のニーズが合致。今年5月から本格的に連携への調整が進められてきた。
小山校長は「生徒には専門科目を学んでいって欲しい。次に繋がる地域の人材育成に向けて協力し、相互で支援し合っていきたい」とし、秦校長は「相互支援で両校に大きな効果を期待したい。教育、就職においてこの連携事業は大きな一歩。今後さらに有意義なものになるように祈っている」と話した。
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