伊勢原市の株式会社三益(宇野祐二郎代表取締役・従業員11人)の事業計画がこのほど、県の企業誘致施策「インベスト神奈川2ndステップ・プラス」に認定された。
計画内容は秦野市への本社・工場新設で、投資額3億3000万円のうち2億6400万円が融資資格認定額となる。新本社・工場の立地場所は市内堀山下。
県の認定により同社は、取得不動産の税率2分の1の軽減や、通常より低金利での融資等の支援を受けることができる。
同社は1957年創業。金属製のチューブやパイプを製造する造管機・圧延機の製造設備製作専門会社で、年商約5億円。日本初となる径4インチステンレス用造管機の開発(1962年)をはじめ、顧客のニーズに合わせ造管機や圧延機を開発製品化している。
本来は受注生産だが、同社では工場内にデモ機を設置。実際に機械の性能を確認して注文できるビジネスモデルを導入した。また旧来設備の基本構造を活用しながら最新鋭のモーター等を組み込む「レトロフィット製品」も手掛けるなど、市場の新規開拓・拡大に成功。移転後は敷地面積が約1・5倍になり、デモ機の追加導入も予定している。
同社・平田健取締役は、「これからも開発に取り組む企業であり続けたい。早く秦野に溶け込み、地域に貢献したいと思っています」と話した。
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