小惑星探査機「はやぶさ2」が12月3日に実施した「地球スイングバイ」の光跡の撮影に、秦野市内や近隣で活動する湘南天文同好会のメンバーが成功した。
はやぶさ2は、小惑星リュウグウを観察し地表からサンプルを持ち帰るミッションのため、昨年の12月に打ち上げられた。
1年後の今年12月3日は、地球の重力を利用して速度を上げる「地球スイングバイ」の実施日。同会の5人はこのスイングバイの光跡を撮影しようと、観測環境の良い山梨県忍野村まで出張した。
この撮影計画を企画・指導した同会の山本憲行さん(66・秦野市東田原在住)は、超高速で移動するはやぶさ2の姿をとらえるために、JAXAが公表したデータ等をもとに丸2日以上かけてプログラムを組み、カメラを向ける方向、時間を秒単位まで計算した。
午後6時50分過ぎ、事前の計算に合わせてメンバーは夜空にレンズを向けた。撮影終了後も肉眼では見えないため、自宅に戻りパソコンの画面で初めて撮影成功を確認した。
山本さんは「嬉しい、のひと言。1年前の発射の様子はうまく撮影できなかったので1年越しの成功です」と喜んだ。撮影画像は同会ホームページhttp://shonan-tenmon.weebly.com/にも掲載している。
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