2019年の完成を目標に建て替えが計画されている、神奈川県動物保護センター(平塚市土屋401)の建設費に充てるため、活動のPRと募金活動を目的に『女性獣医師の会』が、初のチャリティーライブを開催する。
『女性獣医師の会』は、意見交換や情報共有など、働く女性獣医師のサポートを目的に、2015年7月に立ち上げられた任意団体。神奈川県獣医師会に所属する各支部の女性会員17人で構成されている。
任意団体のため動きが早く「センターのために何かせずにはいられない。できることはないか」と立ち上がった。同会の事務局を務める、みかん動物病院(市内今泉)の福原美千加院長は「秦野はセンターに近いのに、現状を知らない人が多いことに驚いた。動物に興味がない人にも音楽を通じ、現状を知ってもらえたらうれしい」と思いを語る。
善意の輪に同調「生かすための施設」へ
同センターは動物保護事業や愛護普及活動を行っており、県内の横浜・川崎・相模原・藤沢・横須賀を除く28の市町村を管轄。2013年に犬、14年には猫の殺処分ゼロを達成した。複数の協力ボランティアが手分けして引き取ってくれる里親を探すほか、小学校や幼稚園に出向いてふれあい教室を開催し愛護普及活動を展開しており、今までの「処分のための施設」から「生かすための施設」へと転換を図る。
県では同センターの建設費を約11億円と見込む。この建設費の一部に充てようと建設基金が設立され、様々な団体が募金活動を続けている。寄付金は6月10日現在、5282万9592円が集まっている。こうした動きに同調し、同会でも募金を集めようと今回のライブが企画された。
ライブは「神奈川県動物保護センター建設基金チャリティーライブ vol.1 アフタヌーン・ロックセッション」と題し7月9日(土)、秦野駅南口徒歩1分のバー、MotherIIで行われる。1ドリンク付3500円の入場料のうち1500円を、また協賛金もライブ諸経費と基金への寄付に充てる。当日はチャキバンドがオールディーズなどのロックを奏でる。演奏は午後1時からと2時20分からの2ステージで、後半にはアマチュアセッションも予定されている。
問い合わせはみかん動物病院・福原院長【電話】0463・84・4565へ。
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