はだのクリーンセンター(秦野市曽屋)で8月3日に夏休み親子施設見学会が行われ、約40人の親子がごみ処理の仕組みや発電について学んだ。
施設を運営する秦野市伊勢原市環境衛生組合は、同センターの役割の周知や環境問題への意識を高めてもらうため、通年で施設見学を受け付けている。夏休みには親子で楽しみながら関心を持ってもらおうと、2013年から毎年同企画を開催している。
参加者らはガイドの解説を聞きながら、焼却炉や蒸気タービン発電機、中央制御室などをまわった。ごみを貯めるピットでは、幅4mのクレーンバケットが収集車1・2台分にあたる2・45tのごみを撹拌する様子をガラス越しに見学。深さ17mの底に落ちていくごみを間近で見た子どもたちは、「すごい音がした」「私の家のごみもあるのかな?」など興味深く眺めていた。焼却後の灰がセメントや建築材料に再利用されていると知った保護者は、「大人も勉強になった」と関心を示していた。
施設見学の他、クイズ大会などを通し、子どもも楽しみながらごみ処理について知識を深めた。
同センターではごみ焼却時の余熱を利用し発電を行っており、毎月200万kwhを超える電力量を発電している。2017年の秋頃には、同センター隣接地に温浴施設が完成する予定で、余熱によって加温した温水を、地下パイプで送るという。
ガイドを務めた脇山明徳さんは「環境に優しいシステムでごみ処理を行い、余熱の利用などで地域に還元しようと努めている。多くの人に知ってもらえたら」と話した。
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