本日9月15日は十五夜。秦野の月見は団子ではなく饅頭で祝われることが多い。縁側に月見饅頭とススキ、サツマイモや栗などの秋の作物を供え、「白い壁の倉が立つ」ほど発展するようにという願いを込めて豆腐も添える。こし餡を包んだ饅頭には、和菓子店によってウサギやススキなど独自の焼き印を入れる事もある。
今年の十五夜はちょうど9月15日だが、月の満ち欠けに合わせて満月に祝う家と、暦に合わせ9月15日に行う家がある。また、十五夜と十三夜(今年は10月13日)の片方だけを祝う「片月見(かたつきみ)」は良くないとされ、必ず対で行われてきたそうだ。このため、市内の和菓子店では十五夜と十三夜、9月15日と10月13日の年4回、お月見饅頭を取り扱うところも多い。
秦野市菩提の神戸菓子店の主人で秦野菓子組合長の神戸(かんべ)和彦さんによると、北地区では昔から、月の満ち欠けに関係なく9月15日に十五夜を行っていた。「この時期台風が来たりして忙しい農家の人たちが、十五夜を忘れないように暦通りにやっていると聞いたよ」と神戸さん。ススキの焼き印が入った神戸菓子店の月見饅頭も、15日に販売される。十五夜は15個、十三夜は13個饅頭をお供えするのが主流だが、近年は家族の少ない人が少量買って行く事もあるという。
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