弘法山付近、北矢名の柿畑で10月28日、ツキノワグマの痕跡が確認された。翌29日、30日にも自興院奥の柿畑に仕掛けたセンサーカメラにクマの姿が撮影されており、秦野市は登山口などに看板を掲示し、ハイカーなどに向けて注意を呼び掛けている。
丹沢山地はツキノワグマの生息地となっており、生息数は40頭前後と推定されている。冬眠を前に、エサを求めて活発に活動しているうちに人里に出没することもあり、県のHPなどで目撃情報等が発信されている。今年4月頃から伊勢原市でツキノワグマの痕跡が確認されており「出没時期が早まっている」として市環境保全課では警戒を強めていたという。
秦野市内ではこれまで、2010年に南矢名・蓑毛・西田原地域で、12年に蓑毛地域、14年に堀西地域でツキノワグマの確認がされている。隔年での出没傾向があることから「今年は出没の可能性が高い」として、9月頃から同課職員らが昨年目撃例があった場所を見回っていたという。
10月28日、北矢名の土地所有者から通報を受け、市職員のほか県職員、JAはだの職員らが目視によりツキノワグマの糞、爪痕、足跡を確認した。同日、自興院奥の柿畑にセンサーカメラを設置したほか、弘法山への登山道となる場所4カ所に注意喚起の看板を掲示したという。31日にはセンサーカメラを回収。映像を確認したところ、クマ1体が映っているのを確認した。同日、市はさらに4カ所に看板を掲示し、注意を呼び掛けている。
「夕方からの行動避けて」
「これまでの例からクマは夕方から夜間にかけて行動が活発になるとみられ、その時間帯に危険な場所に行くことは避けて欲しい」と同課。クマに出会わないためには、ハイキングなどの場合には鈴や笛、ラジオなど音のするものを身につけて人の存在を知らせる、朝夕・霧が出ているときの行動を避ける、人里に引き寄せないようエサとなる生ごみなどを野山に捨てない、廃棄果樹や野菜を適切に処理することなどを挙げる。
今後は煙火によって山の奥へとの追い払いを行うほか、週2〜3回のセンサーカメラでの情報収集をしていくとしている。
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