10月上旬のオープンに向けて秦野市が整備を進めている、はだのクリーンセンターの熱エネルギーを利用した温浴施設「名水はだの富士見の湯」(曽屋4553の1)。同施設は、指定管理者制度を導入しており、運営は日本メックス株式会社(東京都中央区入船3の6の3)が2017年10月1日から2020年9月30日まで行う。
名水はだの富士見の湯の整備は、クリーンセンター建設の際に地元自治会から上がっていた要望のひとつで、昨年7月に着工した。
建設地は、市道63号線を挟んだ同センターの北側で、利用者の交通安全や利便性を確保するために、市道の拡幅や歩道の整備も同時進行している。
施設は鉄筋コンクリート造2階建てで、建設面積781・48平方メートル、延べ面積1398・91平方メートル。1階には個人浴室、2階には露天風呂と浴室、サウナが設置される。食堂や休憩室のほか、マッサージ室や貸室なども設けられ、屋外には足湯も整備される。駐車場は67台(うち障害者用2台)。利用時間は午前10時から午後10時。利用料については現在調整中で今月中に決定予定。
晴れた日は露天風呂と室内の大風呂から富士山の眺望が楽しめることから命名された「富士見の湯」。年間利用者数は約9万人を見込んでいる。
指定管理者の日本メックス株式会社は、各種コンサルティングをはじめ、工事や建物総合管理までを手掛ける企業。
同社はこれまで、こてはし温水プール(千葉市)、八千代市ふれあいプラザ(同)、中央区ほっとプラザはるみ(東京都)といった熱エネルギーを利用した施設の指定管理者実績があり、富士見の湯は4施設目。
同社担当者は「とにかく眺望が素晴らしい。良い施設になる」と話している。
市では、「民間の知恵が生かされた施設になる。完成を楽しみにしていただきたい」と期待を寄せた。
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