県立秦野曽屋高校で5月6日、2年生を対象とした福祉実習が行われた。この実習は「総合的な探求の時間」の一環として行われたもので、毎年開催されている。同高校は1991年から福祉教育に取り組み、3年生は選択授業の中から「社会福祉基礎」を受けることもできる。
この日は各分野の専門家などを招き、様々な講習を行った。手話の基礎では秦野市聴覚障害者協会から講師を招き、簡単な手話や指文字などで自分の名前を表現したりコミュニケーションを図る体験を行った。その他にも小田原短期大学や、茅ヶ崎リハビリテーション専門学校などから招いた講師が、それぞれの専門分野の食物栄養学や理学療法などについてわかりやすく解説した。
また同高校では、福祉教育用に購入した車いすを20台所有していて、この日の実習にも活用された。生徒たちはペアを組み、車いすに乗る役と後ろから押す役を務め、段差などを乗り越えたり、自身で車輪を回して車いすで移動するなどの体験を行った。生徒の一人は「ちょっとした段差でも自分で乗り越えるのは難しい。車いす利用者の気持ちが理解できた」などと感想を話した。
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