あかね台中学校(直井純校長・あかね台2丁目8番地2)が今月3日に開校した。奈良中学校(すみよし台)・田奈中学校(緑区)が将来的に生徒・学級数過多の大規模校になるとの予測を受けての開校。奈良中・田奈中からの転校生徒を含め、660人の生徒が学校生活をスタートさせる。区内での中学校開校は、昭和61年の市ヶ尾中学校以来となる。
青葉区からも生徒が通っていた田奈中の生徒数は約1200人と市内最多、奈良中も約1000人と上位を占めていた。そのため、将来的な教室数不足が懸念され、平成20年から新設校の計画・検討が始まった。
環境に配慮した校舎
3階建ての校舎は太陽光パネル、雨水を生かしたトイレ洗浄設備、窓は二重ガラスによる断熱効果を図るなど環境を配慮した設計となっている。また、市立小中学校初の「屋内型プール」が今年度中に完成する予定。地域公募で決まったシンボルツリー「紅しだれ桜」が植わる中庭やウッドデッキテラスもあり、「昼食は教室外でとることもできるようになれば」と同校は話す。
”3校の制服”
あかね台中は濃紺の制服。元奈良中・田奈中生は引き続き両校の制服で登校することができ、校内では3校の制服が見られる。4月3日の開校式典では校章を授与。生徒たちは校章を胸に互いの門出を祝った。
部活の伝統受け継ぐ
全国大会や県大会優勝など部活が盛んだった奈良中・田奈中。体育館はバスケやバドミントンなど公式試合ができる広さで「部活も強いあかね台中を目指していければ」と直井校長。
4月1日は、開校式典準備・交流会のため新2・3年生となる奈良中・田奈中生が初登校日を迎えた。4月5日には始業式・入学式を開催。希望を胸に生徒たちは新たな伝統を作ろうとスタートラインを切った。
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