「第46回衆議院議員総選挙」が12月16日投開票され、神奈川8区(青葉区・緑区)では、江田憲司氏(みんな・56)が約12万7千票を獲得し、圧勝した。小選挙区で敗れた福田峰之氏(自民・48)は、比例南関東ブロックで復活当選し、国政返り咲きを果たした。
政権交代以降の民主党政権への審判がくだされた今回の選挙には、前職の江田氏、元職の福田氏のほか、前神奈川県議で新人の伊藤久美子氏(民主・53)、新人の釘丸進氏(共産・39)の4人が立候補した。
開票直前、支援者や事務所関係者のほか、テレビ局・新聞社など多くの人が詰め掛けた江田氏の選挙事務所。午後8時5分ごろ、NHKの報道で「当確」が出た瞬間、事務所内で拍手が沸き起こった。直後に江田氏が姿を現すと、事務所内の熱気は最高潮に。万歳三唱で喜びを分かち合った。江田氏は「私、江田憲司の勝利ではなく、皆様方の勝利。既成政党の壁を打ち破ることができたのは、皆さんのおかげです」と喜びを口にした。また、今後については、「新政権の下、一つひとつの政策・法案に対し、是々非々で取り組んでいきたい。参院選が次の勝負。政策軸で第三極を糾合したい」と話した。
一方、日付が変わった17日午前0時25分過ぎ、三保町にある福田氏の選挙事務所に復活当選の一報が入った。スタッフや支持者約60人の前に姿を現した福田氏は「落選から約3年3カ月、皆様の支えで今日を迎えられました。明日から気を引き締め、活動していくことが皆様への恩返しだと思っています」と話した。
また、前職の離党で急きょ出馬が決まった伊藤氏、社会保障の充実などを訴えた釘丸氏は、票を伸ばすことができなかった。
8区の投票率は、青葉区64・41%、緑区60・61、全体で63・0%。09年の前回選挙を7・82ポイント下回る結果となった。
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