クラッシュ 市ヶ尾町出身 戸邊選手、王座獲得ならず キックボクシングで健闘
市ヶ尾町出身の戸邊隆馬選手(シルバーウルフ所属)が5月11日、東京・後楽園ホールでキックボクシング団体「クラッシュ」55kg級の王座戦に初出場。初代・第2代同級王者の瀧谷渉太選手に挑んだが2-0で判定負けを喫し、タイトル獲得はならなかった。
第2ラウンド終盤、瀧谷選手が左フックから飛び膝蹴りで連打をかけ、戸邊選手は右目の上を負傷。最終の第3ラウンド、パンチで前進する瀧谷選手に必死に右ストレートで応じた。出血が激しくなり、戸邊選手にドクターチェックが入るが試合は続行。最後まで打ち合ったが決定打はなく終了した。
ジャッジ3人の判定は29-29、30-29、30-28で、瀧谷選手が防衛に成功。戸邊選手の戦績は21戦13勝8敗となった。「悔しいが、いろんな人の応援やサポートがあってここまで来られた。今の気持ちを糧に、足りないものを埋めるよう努力したい。次回は絶対にベルトを取ってやろうという気持ちになった」
本戦7試合の「トリ」に置かれたこの試合。戸邊選手は昨年9月の敗戦以来、再戦に向け、瀧谷選手対策に注力してきた。クラッシュ事務局の宮田充プロデューサーは「前回の2人の対戦がその日の一番良い試合だったので今回は若い2人にメーンを任せた」と話す。
地元から応援に
青葉区出身の戸邊選手を応援しようと、会場には母校の東市ヶ尾小や荏田高校をはじめ、地元の保育園から大学まで、友人や恩師らが応援に駆け付けた。「勝ち負けでなく、おまえの頑張りが見たいから。試合を見て俺も頑張る」。小さい時からの夢でもある王座戦を前に、友人らから掛けられた言葉に「ありがたさが心にしみた」と戸邊選手は話す。
宮田プロデューサーは戸邊選手について「外見的にワイルドな選手が多いなか、格闘技っぽくないタイプ。デビュー当初はスマート過ぎる部分もあったが、攻撃力が増し、KO勝ちが増えてきた。スピードと技の切れは軽量級トップクラス。近い将来、再挑戦を期待している」とコメントした。
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