青葉区都筑区 20周年へカウントダウン 市の発展担い、新たな一歩
青葉区・都筑区ともに分区してから20年、今年11月6日で区制20周年の節目を迎える。鉄道や高速道路など、インフラを中心とした交通機関の発展とともに人口が急増してきた両区。『ハタチ』を迎えるに当たり、市の成長を担う両区の特徴に追った。
2014年8月1日現在の横浜市の総人口は約370万人(約163万世帯)。市としては全国で堂々の1位を誇る。憧れの街として人気の高い横浜市だが、人口の隆盛がいつまでも続くわけではない。市の統計によると、2019年にピーク(約373万人)を迎えると、以降、右肩下がりに減少することが予想されており、本格的な少子高齢化時代を迎える。
人口増加率の下降が予想される中、市内18区で将来人口の増加をけん引するのが『ハタチ』を迎えようとする青葉・都筑の”若い区”だ。住民の平均年齢でいえば、青葉区が42・43歳、都筑区が40・11歳で、ともに住民の若さでは市内の上位2位を占める。また、意外なデータとして市内上位にあるのが男性の平均寿命の高さだ。2010年の厚生労働省がまとめた統計で、都筑区は82・1歳、青葉区は81・9歳。市内では1位、2位に相当するが、全国でみても都筑区が3位、青葉区が8位というから驚き。
若者から高齢者までの幅広い世代が集う両区の共通点は『住みやすさ』にあるという声も。今年7月に「都筑区VS青葉区こどもトークバトル」を開催したNPO法人ミニシティ・プラスの岩室晶子事務局長は「青葉区は都内へのアクセスが良く、都筑区は緑道や公園が整備されている。どちらも子育て世代が快適に暮らせて、安全安心というイメージが強いようです」と分析。また「イベントを通して分かったことは隣同士の区なのに実はあまりお互いの街を知らないということ。今後、両区を含めた市北部で交流を深めていけたら」とも話した。
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