中途障害者のための活動施設、青葉の風(中野康子所長)=市ヶ尾町=に通う5人と家族らが11月7日、東急バス(株)青葉台営業所=さつきが丘=でバスの乗車訓練を行った。病気などで身体の機能が低下した障害者が行動範囲を広げることを目的に、安全なバスの乗車を学ぼうと同施設が同社と協力して実現した。
職員や地域ボランティアとともに会場までもバスを利用して到着した参加者。改めてノンステップバスで乗り降りを体験した。また、営業所の梶貴久副所長から走行中の注意点なども説明された。「30Kmで走行中の急ブレーキと、ゆっくり発進した直後の急ブレーキでは、実は後者の方が衝撃は大きく危険」と指摘。実際にそれぞれの急ブレーキを体験し、発進時の衝撃の強さに驚く姿が見られた。
このほか車椅子の固定の仕方や、乗降時に使用するスロープの説明が行われた。スロープを取り付ける際は善意で手伝う介助者や乗客も見られるが、安全上運転手に任せてほしいという。
梶副所長は「バスは発進時と停車時が1番危険。降りる際に『時間がかかっては人に迷惑』と慌ててしまう人もいるが、止まってから降りてほしい」と話す。参加した男性は「普段からバスによく乗るが、初めて知ることも多かった」と充実した様子で語った。
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