部活動を終えた後、心肺停止になった生徒に的確な応急処置をしたとして、桐蔭学園=鉄町=剣道部と教職員に、青葉消防署の齋藤俊彦署長から感謝状が贈られた。
救命活動に関わったのは約50人。高校生らの剣道部の練習が行われていた5月1日午後6時台、高校体育館付属の剣道場付近でのこと。練習後に更衣室で突然倒れた部員を、他の部員が発見し、教員に連絡。119番通報後、心肺停止状態だった部員に教員が心臓マッサージを施し、運び込んだ自動体外式除細動器(AED)で部員が除細動を実施した。救急隊の到着時には呼吸が戻っており、その後も順調に回復して学校生活を送っているという。
AEDを運び、操作した中等教育5年の戸沢真矢(しんや)君(17)=都筑区=は「使うのは怖かったけれど、最善を尽くした。無事退院して、やってよかったと思った」と振り返る。戸沢君は1月に同校のキャンプでAED講習を受けており、操作方法や校内の設置場所を把握していたのが功を奏したようだ。同校では敷地内に12台設置していたAEDを20台に増やすなど、学内の意識向上を図っている。
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