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桐蔭横浜大学 「産学連携」 研究で成果 2月4日から、技術展に出展
600近い企業、団体が出展する工業技術、製品の総合見本市「テクニカルショウヨコハマ2015」が2月4日(水)〜6日(金)、西区のパシフィコ横浜で開催。青葉区鉄町の桐蔭横浜大学からは、医用工学部生命医工学科の齋藤研究室(齋藤潔教授)と、大学院工学研究科の杉本研究室(杉本恒美教授)が出展する。
活性酸素で殺菌
齋藤氏のテーマは「導電性ポリマー」(ポリアニリン)を用いた、活性酸素の連続発生原理の実演と応用。水中につけると活性酸素を発生させる物質の一種で、脱臭や殺菌効果が得られる仕組みだ。省エネで環境にも優しいため、介護施設やプールなどで活用が見込めるという。
「『あり得ない』と言われていることを研究で覆すことができるのも、教育環境とデータの蓄積があればこそ。研究成果の用途については、今後も可能性を探りたい」と齋藤氏は語る。
状態チェックに音波
杉本氏のテーマは、コンクリート非破壊検査のための「非接触音響探査法」と、音波を用いた植物根域の土壌水分計測。遠距離、非接触の点検方法は、笹子トンネル天井板崩落事故を機に注目度が高まっている。
非接触音響探査法では、5m以上の距離から音波をコンクリート面に当て、壁面の振動速度を計測。ハンマーの打音法と同じ原理で、振動のたわみから欠陥部を判定する仕組みだ。
植物根域の土壌水分計測は、音波で培養土中の水分を計測し、給水の最善のタイミングを導き出すというもの。実用化すれば、水源の乏しい国や地域で、農作物の栽培の手助けになる可能性もある。「生き物からトンネルまで、適した状態を維持しようという研究。この機会に知ってもらえれば」と杉本氏は話す。
4日(水)午後1時からは齋藤氏、5日(木)午後3時からは杉本氏による講演も行われる。
会場は「みなとみらい駅」徒歩3分。午前10時〜午後5時。入場無料。大学への問い合わせは左記へ。
■桐蔭横浜大学研究推進部【電話】045・974・5605
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