青葉消防団第三分団第5班所属の賢持宏昭さん(48)=奈良在住=が、人命救助を行ったとして、このほど同団の徳江傳三団長から表彰された。
賢持さんは、4月に神戸市内の阪神高速道路上を走行中、交通事故を発見。前の車が急ブレーキをかけて止まったため追い越したところ、数台先のトラックの前で女性が倒れていた。心配に思い車を止めて近づくと、女性は頭をけがし、呼吸が浅く危険な状態。周囲はどうしたらいいか分からない様子で、ぼうぜんと立ち尽くす人もおり緊迫した状況の中、賢持さんは「自分がやらなきゃ」と、とっさに思ったという。普段から車に積んでいる応急バッグと、救助犬訓練士の講習後で偶然持っていた毛布やAEDを取り出し、率先して女性の救助を行った。止血など状態に応じた手当を行ったほか、周囲へ救助の手伝いや交通整備の指示を出した。
賢持さんは応急手当普及員の資格を持ち、講習等で救助方法を教える立場にあるが、このような現場に立ち会ったのは初めて。適切な処置ができたのは「日頃から救助を身近に感じる活動をしているおかげかも」と振り返る。救急隊が到着する頃には女性の心拍や呼吸も安定。女性は、時間はかかるが社会復帰できる見込みだという。
賢持さんは「消防団として当然のことをしたと思うので、表彰は恐縮する。住む地域以外でも、同じく救助できることが必要」と話していた。
〈神奈川県後期高齢者広域医療連合からお知らせ〉【75歳以上の方が対象】いざ、健康診査へ!今こそ自分の身体を見つめなおす時 |
<PR>
青葉区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
(公財)日弁連交通事故相談センター神奈川県支部交通事故に関わる弁護士による無料相談など https://www.kanaben.or.jp/consult/by_content/consult25/index.html |
<PR>