青葉警察署(山本哲治署長)が創立30周年を迎え、7月27日に記念式典や祝う会が執り行われた。30年の歴史を胸に刻み、署員は今後も青葉31万区民の安全安心を守るべく、決意を新たにしている。
同署は1988年4月1日に誕生。緑区役所北部支所(当時)のエリアを管轄する警察署として緑警察署の管内を二分割し、緑北警察署として新設された。その後、1994年11月6日に緑区から分区し、青葉区となると同時に青葉警察署に改称され、今に至る。
記念式典
同署講堂で行われた記念式典には歴代署長や関係団体代表など約80人が参加。小出重佳区長のほか、県公安委員会の岡田優子委員や県交通安全協会の石坂浩二会長など来賓も出席した。
式典では荏田町交番に勤務する佐々木輝さんが「不撓不屈の精神をもって、さらなる10年、20年先も青葉31万区民の安全で安心な暮らしを守るべく、全身全霊をかけることをここに誓う」と宣誓。同署を代表して出席者に決意を述べた。
180人が祝う会に
式典後は会場を新横浜グレイスホテルに移し、青葉地区警察官友の会(松澤孝郎会長)主催の祝う会が催された。
祝う会には式典出席者や署員ら180人が出席。警察職員のチアリーディングチーム「スマイリングス」の演技なども行われ、賑々しく開催された。
松澤会長は「雨でも雪でも、盆、暮れ、正月でも関係なく、警察官は地域のためにがんばってくれている。そのおかげで我々区民は枕を高くして寝ていられる」と話し、感謝の気持ちを伝えていた。祝う会の最後に山本署長は「治安の良い街『青葉』のブランドを地域の皆様と一緒に守り続けたい。共に活動していきましょう」と呼びかけ、気持ちを新たにしていた。
増加する特殊詐欺
昨年は同署管内で刑法犯認知件数が1143件あり、交通事故は839件発生している。ともにピーク時からは大きく減少しているが、一方で近年急増しているのはオレオレ詐欺や還付金詐欺などの「特殊詐欺」だ。
今年1月から7月末までの発生件数は前年比48件増の70件。同署でも年頭から特殊詐欺の抑止と検挙を重点施策と位置付け、巡回などで注意を呼びかけているが、歯止めがかかっていない。同署は子ども世代から親世代に日常的に連絡を取り、注意を呼びかける「息(むす)コール・娘(むす)メール」活動を推奨するなど、独自の取組も強化しており、山本署長は「『知力・腕力・行動力』をフルに発揮していく」と説明している。
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