もえぎ野公園で行われる「光る池」の実行委員長を務める 吉田 敬雄さん 柿の木台在住 74歳
ケセラセラで道は成る
○…もえぎ野公園を幻想的な光で照らし出す――。昨年行政が行ったイベント「光る池」では運営メンバーとして活躍し、今年は発起人となって連合町内会の主催を取りまとめた立役者。その思いは昨年感じた確かな手応え。「知らない人同士で会話が弾んだという話も聞き、これは面白いと。少し違った切り口から楽しんでもらえたら」
○…神戸市出身で転勤を機に30歳で青葉区へ。20年以上の海外勤務などを経て、8年前から地域活動を行う。「バス停で町内会の関係者から声をかけられてね。会長になってくれと言われて」と振り返り、過去にアメリカの商工会議所の役員や県人会の会長を務めていたこともあり快諾。自治会活動のほか緑を増やす地域活動や行政のボランティア活動にも精を出す。「まちの人から感謝の言葉をもらうと、やっぱりうれしいものです」
○…「国内を旅行したい」という40年連れ添った妻の希望を叶えるため、4年前に会長職を退いた。しかしその矢先、妻の末期がんが発覚。「4カ月自宅療養して、最期は安らかだった」。葬儀では家族を連れた息子3人が集まり、思い出の曲を自身のクラリネット演奏で送り出した。「ケセラセラ、成るようになるんです」。最近は「最愛の人もぽんと亡くなる。会えるうちに会っておきたい」と知人を訪ねに全国を回ることも。「人が好き」と自宅に仲間を集め日本酒勉強会を開くのも喜びの1つだ。
○…アメリカの良い文化を地域に移入するのが現在の目標。「向こうでは必ず挨拶を返してくれる。日本人は冷たい」と話すも、「知り合えばすごく親切」とあくまで前向きだ。「成るようになる。結果として道に成る」を胸に、今日も気軽に声を掛け合える地域を目指して邁進する。
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